シュメール人が『時間』を作った
『時間』を作ったのは、まさにシュメール人とも言えます。
1日=24時間、1時間=60分、1分=60秒、1週間=7日、1年=12ケ月
現代でも使用しているこれらの単位は、この6000年前の謎の民族によって作られたのです。
そんな中で気になるのは、1か月は何日だったのか、ということ。
月の満ち欠けの周期である太陰暦を用いたのですが、ひと月を28日にしたのか、29日、30日にしたのか、よく分かっていません。
1年=365日だったのか?
なぜそれがはっきりしないのか、なんでそこが気になるのか・・・
それは、もしかしたら「今と時間の長さが違うのではないか」という思いがよぎるからです。
暦ができた当時の地球と、現代の地球では、1年の長さが違うのではないか・・・
地球の自転速度、公転周期、月との距離などが今と異なるために、1年が365日ではなくそれより短かったのではないか。
というのは、今現在も『時間』は長くなり続けているからです。
『時』は変動している
昔は地球の自転の長さで1日→1秒としていましたが、今は原子核の放射の周期で決めています。
地球の自転の速度で決めると、どんどんずれていってしまうからです。
1990年までの100年間で、実は1日は約2ミリ秒(1/1000秒)長くなっています。
そのペースですと5万年で1秒、1億8千万年で1時間長くなる、つまり1日は25時間となります。
それだけを考慮しても太古の時代は、現在よりも1年が短かったことになります。
大洪水の天変地異が1年を長くした?
1万2000年前に起きた大洪水時に『惑星が異常接近した』という説があります。
その際、地球はその引力によって反転してしまった(南極大陸はかつては『極』ではなかった)とも言われています。
であったならば、当然その影響は地球の公転周期、自転速度、月との距離にも及びます。
シュメールの暦はアヌンナキの遺産、すなわち大洪水前の数字。
それゆえ、シュメールの暦は1年の長さが他の単位と違ってはっきりしない、計算に合わないのではないでしょうか。。
もしかしたらかつての1年は、本当に360日だったのかもしれません。
シュメール人が「円周を360度」に定めたのも「暦が360日」だからであり、でもそれは昔だから5日の誤差を計れなかったということになってますが、とてもそうは思えないんですよね。
それは 12月/年*30日 360日 365日に近似値
太陰暦ではそうなる それは誤差 後から補正して365日 閏日
二至二分の計算でもそれに類する誤差は出ますから、問題とはならないと考えます。
365/2 182日 春分 91日 立春 91/2 45日 24節気 15日
1-2日 1日 の誤差
チャイナの暦は24節気で太陰暦との折り合いが付けられる。
シュメールの暦と整合性は24節気で取れたものと考える