【教育① 受験】終了するセンター試験の後は・・・

センター試験から新たな教育へ

2020年に現在のセンター試験が終了し、新たな大学入学者選抜試験が導入されるようです。

今度こそ国・文部科学省は本気なのでしょうか。

かつての共通一次からセンター試験への移行は、国公立大学のみが対象だった共通試験が私立まで広がるという、完全に焼け太りだった訳ですが。

シュタイナー教育の普及に尽力されている大阪府立大の吉田敦彦教授によると「今度こそ本気だ」とのことです。

現在進められている教育改革に対する中央教育審議会答申の前文が素晴らしいとご紹介頂いたので、下記に転載します。

 

主体性を持って

将来に向かって夢を描き、その実現に向けて努力している少年少女一人ひとりが、自信に溢れた、実り多い、幸福な人生を送れるようにすること。

これからの時代に社会に出て、国の内外で仕事をし、人生を築いていく、今の子供たちやこれから生まれてくる子供たちが、十分な知識と技能を身に付け、十分な思考力・ 判断力・表現力を磨き、主体性を持って多様な人々と協働することを通して、喜びと糧を得ていくことができるようにすること。

彼らが、国家と社会の形成者として十分な素養と行動規範を持てるようにすること。

我が国は今後、未来を見据えたこうした目標が達成されるよう、教育改革に最大限の力を尽くさなければならない。

 

これまでと同じ教育では通用しない

生産年齢人口の急減、労働生産性の低迷、グローバル化・多極化の荒波に挟まれた厳しい時代を迎えている我が国においても、世の中の流れは大人が予想するよりもはるかに早く、将来は職業の在り方も様変わりしている可能性が高い。

そうした変化の中で、 これまでと同じ教育を続けているだけでは、これからの時代に通用する力を子供たちに育むことはできない

この厳しい時代を乗り越え、子供や孫の世代に至る国民と我が国が、希望に満ちた未来を歩めるようにするため、国は、新たな時代を見据えた教育改革を「待ったなし」で 進めなければならない。

文部科学省/新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について

 

『点数』より『主体』の方が優れている

これまでの言葉だけの綺麗事から本気で『子供の主体性重視』へ舵を切る -

一部の教育関係者だけがそう思ってても変わることはできません。

本当に「今のセンター試験より主体性重視の方が優れているのだ!」と多くの人が心から実感・認識する必要があります。

『点数が高いから自信を持つ』から『自分は自分でいいんだという自信』へ

その子が自分に自信を持ち、自分の好きなことに邁進し、それが好きなことゆえ大いに能力が発揮され、それが社会にとっても利益へとつながっていく ー

それこそが本当に人を、そして社会を幸せにしていく道ということなのではないでしょうか。

 

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