来るべき金融破綻の時期を探る
このサイトは、「教科書には載っていないが本当はこっちの方が正しいのではないか」という説を追う歴史の旅なわけですが、隠れた目的としては、『歴史を通して日本が、そして世界が幸せを感じられる社会になってほしい』『その在り方を歴史を通して探る』という思いがあります。
ですが、実はそれは長期的な目的であって、短期的な目的は別にあります。
それは、来るべき『デフォルト(債務破綻)・世界的大恐慌の時期を探る』というものです。
1ドル刷ると、1ドル借金する
これまで、世界経済は中央銀行が支配しているという仕組みを書いてきました。
そして、中央銀行システムは否が応でも債務を作り続ける仕組みであり、それはいつか破綻することが避けられないものです。
【無からお金を生むのが政府でなく】で書きましたが、アメリカの場合中央銀行が1ドルを発行すると政府は1ドルの国債を発行します。
国債、つまり国の借金が発生するわけで、要するに1ドルお金を刷るごとに1ドル国民が借金する、ということです。
それはもう借金債務が制限なく膨張して減るわけがないのは誰が見ても明らかなはずです。
アイキャッチ画像にある通り、アメリカ政府は現在20兆ドルの借金を抱えています。
ちなみに、ブッシュ政権時と比べてオバマ政権で10兆から20兆へ倍増しているのが分かります。
債務上限のニュースがない・・・
アメリカ政府には債務の上限がありました。
たしか18兆ドルだったはずで、既にオーバーしちゃってませんか!?
少し前に債務の上限が来て資金ショートして公的サービスが停止されてちょっとした騒ぎになったことがありましたよね。
それと同じ債務上限の期限が3月15日に到来したのですが、前回の騒ぎと違って今回は驚くほどメディアが報道しません。
日本の新聞・TVは当たり前かもしれませんが、アメリカのメディアが報道しないのは非常に不気味です。
あえて騒がないようにしているのではないか、とも思えてしまいます。
リーマンショックの時もそうですし、普段からゴールドマンサックスの投資状況を見てもそうですが、そういう情報というのは悲しいかな一般市民には入って来ないのです。
債務上限のまさにその日に
いわゆる陰謀論と言われるジャンルに確信的になったきっかけは、2008年リーマンショックです。
実際、3か月まるまる仕事がなくなるという実生活に影響を受け、世界経済の実態を目の当たりにしたわけですが、経済史においてはリーマンショックのように仕組まれた破綻劇によって庶民の富を収奪するのは常套手段だったりします。
実は、債務上限だったその日、3月15日に一つの出来事がありました。
アメリカの中央銀行FRBが利上げを発表したのです。
借金の利率が上がるということは、借金の返済が苦しくなる、ということ。
それは「債務の上限を引き上げますよ」というのとは、180° 正反対の行動です。
おそらくそれは、中央銀行のオーナー達・エスタブリッシュメンツが「そういう局面に入った」というシグナルなのではないでしょうか。
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