メレ
下記動画は、ハワイのチャントです。
「チャント」とは、一定のリズムと節を持った、祈りを捧げる様式を意味する古フランス語由来の言葉。
日本古来の祝詞や和歌、詩吟、仏教における読経や真言、念仏などもチャントの一種です。
そんなチャントですが、ハワイ語では「メレ」と言います。
メレにもフラに使われるものとかいろいろあるようですが、聖地に入る時に唱えるメレは特に「オリ」と言うそうです。
ヘイアウ
「オリ」は、聖地・ヘイアウで唱えられます。
神社でする「祈り(イ=畏怖するものに対する+オリ)」と同じですね。
自然崇拝のハワイでは、ヘイアウは岩だったり島だったり、そこにパワーを宿す場所なわけですが、日本も昔は同じでした。
日本も縄文の時代は、ヘイアウと同じくただ磁場の高い場所が祈りの場でしたが、弥生時代以降その場所に社が建てられるようになって現在の神社となりました。
このヘイアウでのメレ・オリ、日本人にどこか懐かしさを感じさせると共に、心の奥で畏怖を感じさせる、そんな思いを湧き立たせてくれます。
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