丸腰なら戦争は起きないが・・・
「戦争をしちゃいけない」ということは、皆が思うことだと思います。
では、一切の武装を解けば、本当に戦争は起きないのでしょうか。
確かに戦争は起きないでしょう、でも間違いなく虐殺は起きます、一方的な虐殺が。
「そんなことはない。こちらが武器を持たなければ相手も分かってくれるはずだ」
そう主張する人も多いかもしれません。
でも断言できます、『それは抗体のない人が病原菌を知らないだけ』だと。
人を苦しめることに喜びさえ感じる能力
剣を持つ人々。
支配することで生きていく人々。
彼らは、人をいかに苦しめるかに力を注ぐ。
つまるところその能力なのだ、恐怖による支配とは。
実際、支配できるかどうかは、いかに人を苦しめることができるかにかかっている。
そこに喜びさえ感じることができるかどうかということ。
そうでなかったらとてもできないような非道なことをやってしまえる能力・・・。
脅し、拷問、懐柔、地位と金
自然の神々と繋がって自分を守ることができる人々も、この力には勝つことができない。
純粋な悪意というものを彼らは知らないからだ。
抗体がない人が病原菌にやすやすとやられてしまうように、彼らはそれから身を守ることができない。
こんな目に遭うくらいなら従った方がいいと相手が思うまで苦しめること。
そして一方では、地位とか名声とか富とかで誘惑すること・・・。
そうやって味方に付けられた人間は、下の人間に同じことをやるのだ。
そしてまた、それをやられた人たちは、その下の人間に同じことをする。
まさに、この恐怖と欲との連鎖によって、ピラミッド型の支配構造が生まれていったのだ。
『ニシキトベの復活/佐藤シューちひろ』
現代の日本も縄文末期と同じ状況
これは、縄文原住民を征服する際にでてきた一説ですが、歴史は未だ繰り返されています。
「人類は縄文からはるかに進化している。今なら世界平和を実現できるはずだ」
と理想の高く行動されている方がいるなら、それは素晴らしいです。
一方で、侵略しやすいように武装させまいとする工作員がいることもまた事実であり、知らぬ間にその片棒を担がされてしまうリスクや、征服後に地位と富を与えられ、自分が支配者層になってしまうことも容易に考えられ得る、ことも認識するべきと思わずにはいられません。
素晴らしい『ニシキトベの復活』で程度の低い部分と思われる引用を早々にしてしまって申し訳なく存じます。
もうすぐ読了ですが、驚愕の展開が待っているのでまたご紹介します。
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