縄文の姫の哀しいお話
縄文土器は、同じ地方で作られたものが日本各地で発見されます。
北海道から九州まで、それは広い範囲で交易がおこなわれ、民族間の争いのない縄文時代を象徴するものでもありましょう。
そんな縄文末期の、哀しい姫のお話に出会いました。
BC660年頃、当時の熊野地方では、水銀や金、鉄が算出したとのこと。
熊野の採鉱の民族の姫は、そのダウジング能力によって地下に流れる鉱脈を感じ取る能力があったと言われています。
そして、遠征してきた神武天皇の軍に討たれ、姫は身体を切り分けられてしまったのです。
蛇のように地下を流れるレイラインを司る縄文人
身体を切り分けられた、として思い出すのが『ヤマタノオロチ』。
このヤマタノオロチも、実は縄文部族のことだ、という説があります。
蛇に例えられたのは、その部族が司る鉱脈が地下で蛇のようにレイライン・磁場を形成していたからであり、このエネルギーを断ち切るために『切り分けられた』。
そして、その鉱脈から出てきたのが鉄、それが『草薙の剣』とされ、、
さらにどうしようもなく哀しいことに、その怪物とされた縄文の族長は、やはり女性だったというのです。
ヤマタノオロチの本当の姿
「よく私の姿を認めてくれました」
そう言って、姿を現したヤマタノオロチは、予想外にも美しい女性の姿をしていた。
つややかな笑みを浮かべた美しい黒髪の女性。
白い滑らかな肌は若い女性の様で、黒い目がキラキラと水の雫のようなしっとりとし輝きを放っていた。
毎年一人の処女を餌食にするという怪物ヤマタノオロチ、それは野卑な男性的な存在を想像させる。
そのヤマタノオロチが美しい女性であったとは。
供養に捧げられる処女とは女王に仕える巫女たちのことだったのだ。
『ニシキトベの復活/佐藤シューちひろ』
敗者は徹底的に貶められるのは分かってるけど
歴史は勝者が作ります。
勝者は正当化・英雄化され、敗者は徹底的に貶められ事実と真逆な卑しさをもって扱われます。
今でも進行形で日本人はその対象であり、それは分かっているはずだけど、、
このヤマタノオロチのお話は、衝撃でした。
歴史好きの端くれとして気付いてあげられなかった申し訳なささえ感じるほどです。
佐藤シューちひろ先生、感動と悦びをありがとうございます。
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